昭和四十四年、琥山窯に入所し、七年間陶芸を学びます。
仕事で釉薬掛けを繰り返しつつ、一方では植物のスケッチやロクロ挽きに没頭します。
小野琥山さんの技を間近で見学することで大きな影響を受けます。
昭和五十二年、佐賀県嬉野町吉田に谷鳳窯を築きます。
その後、中国を旅行した際に、シルクロードを訪ね、大きな衝動に駆られ、その時の体験が後に作風へ表れます。
日本伝統工芸展をはじめ、数々の公募展に多数入選。
染付、染錦、色絵、赤絵、青磁、釉裏紅など、技法は、多岐にわたります。
作品に一貫したテーマはシルクロードのイメージで、駱駝や兎、モスクなどの具象物と幾何学文様を描きます。求めている理想へ着実に歩を進めつつ、作品から醸し出される独特なニュアンスは無限の魅力を感じます。
日本工芸会正会員、佐賀県陶芸協会理事
〒843-0303
佐賀県嬉野市嬉野町吉田丁3855
TEL : 0954-43-9850