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竹村繁男 京焼 竹村繁男 大日窯

プロフィール

京都府山科生まれ。京都府指定無形文化財保持者の木村盛伸先生に師事。
杉、葡萄や向日葵のような様々な植物の灰を使い、自然の釉薬を作ります。
向日葵は、畑にて栽培し、収穫します。釉がけが終わった作品を電気窯にゆっくり詰め、1,300℃くらいまでに上げます。
灰の個性をどのように引き出し、扱うかという観点から日々作陶に専念。手塩にかけて育て上げた作品は、ひとつひとつ表情が異なります。

釉薬

・ 陽向釉 (ようこうゆう)
ひまわりの幹の灰と花の灰を混ぜ合わせて作った釉薬です。 配合によって窯の中で変化し、微妙な色合いが生まれます。 情熱的な黄色が表れます。陶器では、淡い表情で、落ち着いた印象が感じられます。
・ 白鳳釉 (はくほうゆう)
毎年剪定する葡萄の枝の灰を使った釉薬です。上品な白色が現れます。 釉薬の調合により梅華皮 (カイラギ)状に変化します。
・ 紅斑釉 (こうはんゆう)
毎年剪定する葡萄の枝の灰を使った釉薬です。淡い優雅なピンク色が現れます。 見る角度によって表情が微妙に変わります。
・ 杉灰釉 (すぎはいゆう)
杉の木の灰釉です。 灰の中のわずかな鉄分により綺麗な緑色を表出します。 松の灰とは異なる、柔らかい雰囲気のビードロを作ります。

作陶歴

昭和二十八年
京都府山科生まれ
昭和四十七年
京都市立日吉丘高校陶芸科卒業
木村盛伸先生に師事
昭和五十年
第四回日本工芸会近畿支部展 初入選
昭和五十三年
京都府工芸美術展 入選
昭和五十五年
独立し山科に大日窯を開窯
昭和六十三年
第三十五回日本伝統工芸展 入選
平成元年
「土の子会」結成
平成二年
第三十七回日本伝統工芸展 入選
平成六年
「蓬莱会作陶展」に出品
平成八年
第二十五回日本伝統工芸近畿展 奨励賞
大阪難波「高島屋」にて個展
平成十年
第五十三回新匠工芸会展 入選
平成十三年
京都工芸美術作家協会展
京都「高島屋」にて個展
平成十四年
第四十九回日本伝統工芸展 入選
平成十五年
岡山高島屋画廊にて個展
平成十七年
横浜高島屋美術画廊にて個展
岡山高島屋画廊にて個展
平成十八年
京都高島屋美術画廊にて個展
平成十九年
第三十六回日本伝統工芸近畿展 京都府教育委員会教育長賞
第五十四回日本伝統工芸展 入選
日本工芸会正会員認定
岡山高島屋画廊にて個展
平成二十年
横浜高島屋美術画廊にて個展
日本工芸会陶芸部会正会員による第三十六回新作陶芸展 日本工芸会賞
第五十五回日本伝統工芸展 入選
平成二十一年
第五十六回日本伝統工芸展 入選
岡山高島屋画廊にて個展
平成二十二年
京都高島屋美術画廊にて個展
第三十九回日本伝統工芸近畿展にて鑑査委員に就任
第五十七回日本伝統工芸展 入選
平成二十六年
日本伝統工芸近畿展 入選
平成二十七年
日本伝統工芸近畿展 入選
平成二十八年
日本伝統工芸近畿展 入選
平成二十九年
日本伝統工芸近畿展 入選
平成三十年
日本伝統工芸近畿展 入選
日本伝統工芸展 入選
日本陶磁協会奨励賞関西展 入選
令和元年
日本伝統工芸近畿展 入選
日本伝統工芸展 入選
現在形の陶芸萩大賞展Ⅴ 入選
令和二年
日本伝統工芸近畿展 入選
令和三年
日本伝統工芸近畿展 入選
令和四年
日本伝統工芸近畿展 入選
令和五年
日本伝統工芸近畿展 入選
日本伝統工芸展 入選

所属会派・資格

日本工芸会正会員
京都府美術工芸作家協会会員

連絡先

〒607-8218
京都府京都市山科区勧修寺御所内町110
TEL : 075-571-2231